新着記事
ジャンクフード摂取量と体重が減る「脳を鍛えるアプリ」
脳を鍛えるアプリを使うと、ジャンクフードを食べる量が減り、体重が減ることが新しい研究で示唆されました。
“As an example, someone who ate each junk food two to four times a week reduced this to once a week after using the app regularly for a month,” said Professor Natalia Lawrence, of the University of Exeter.
参照元:https://www.exeter.ac.uk/research/news/articles/junkfoodgamehelpspeopleea.html
– エクセター大学 University of Exeter. 1 June 2021 –
「Food Trainer」(FoodTアプリ)は、健康的な食品の画像をタップするように訓練するが、不健康なスナックを見たら止めるようにして、これらの食品と止めることの関連性を作り出します。
エクセター大学とヘルシンキ大学による今回の研究では、1日1回、1カ月間ゲームをプレイすることで、ジャンクフードの消費量が8段階評価で平均1ポイント減少することがわかりました(1日に4品目以上、1カ月に1品目または0品目の範囲)。
全体として、アプリをより多く使用した人ほど、食事の摂取量に大きな変化があったと報告されています。
この研究に参加した1,234人のうち、約半数の人が推奨事項を守り、ゲームを10回以上プレイしました。
参加者全体では、平均して0.5kg(1ポンド強)の体重減少が見られ、健康的な食事の摂取量もわずかながら増加しました。
エクセター大学のナタリア・ローレンス教授は話します。
「一例として、ジャンクフードを週に2〜4回食べていた人が、アプリを1カ月間定期的に使用した結果、週に1回に減らすことができました。」
「全体的に見て、この調査結果は非常に心強いものです。アプリは無料で、1日に4分程度しかかからないので、現実的に人々ができることであり、今回の結果はその効果を示唆しています。」
太っている人ほど効果が高いという証拠もあります。このアプリは、魅力的なジャンクフードに近づきたい、食べたいという強い衝動など、人々を太り過ぎに導くメカニズムをターゲットにしているので、このような結果になることが予想されます。」
ヘルシンキ大学のMatthias Aulbach博士は話します。
「おそらく監禁中に身についた不健康な食習慣を持つ人には、FoodTが役立つかもしれません。」
今回の研究では、FoodTの使用データを使用し、アプリは定期的にユーザーの年齢や体重などの情報とともに、特定の食品を食べる頻度についても質問しています。
その結果、アプリを定期的に利用することが、食習慣の大きな変化につながることが示唆されました。
Aulbach博士は話します。
「脳に何か新しいことを教えようとするときは、複数のセッションに分けて学習するのがよいでしょう。」
「また、家庭だけでなく職場や他の場所など、さまざまな状況でトレーニングを行うことで、学習した関連付けが1つの場所だけに関連するものではなくなる可能性があります。」
「今回の結果から、トレーニングを定期的に行い、すぐにやめないことが重要だと思われます。そのためには、飽きがこないように、自分にとって興味深く、関連性のあるトレーニングを続けることが大切です。」
研究者たちは、コントロール(比較)グループがなく、他の要因(例えば、より多くのトレーニングを行った人は、減量に対するモチベーションも別個に高い可能性がある)が結果に関与している可能性があるため、今回の結果は慎重に解釈すべきだと強調しています。
アプリユーザーは、「本当に便利。心理学的に意識を高めてくれる緑と赤の円のストップ/ゴーの関連付けなのか、様々なレベルで機能しているようですが、私の欲求は劇的に減り、夜に無心で食べることもなくなりました。」と、Google Playにレビューを残しています。
この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!
関連記事
新着記事
-
男女ともに長生きになる「男女平等」2023.03.07健康
-
他者を犠牲にして利益を取る・利益を度外視して他者への害を取り除く2023.03.06人体・脳
-
「寿命を延ばす」良質な睡眠2023.03.05健康
-
見極める力を養う「チャットボットの精度」2023.03.04技術
-
健康増進と生きがいにつながる「森林浴」2023.03.03健康
-
米国の6人に1人「肥満による死」2023.03.02健康
-
週休4日制で生産を維持する2023.03.01社会
-
オンライン学習で学生に届く教育方法2023.02.28学習
-
学業成績に影響を与える「夜間の睡眠」2023.02.27健康
-
心の豊かさに大きく影響を与える「目的意識を持った10代の若者」2023.02.26健康
よく読まれている記事
N E W S & P O P U L A R最 新 記 事 & 人 気 記 事
WHAT'S NEW !!
-
健康
男女ともに長生きになる「男女平等」
【男女ともに長生きになる「男女平等」】 権利とは人間が作り出した構造ですが、男女平等が進むと男女ともに長生きになるようです。 The first global study to investi... -
人体・脳
他者を犠牲にして利益を取る・利益を度外視して他者への害を取り除く
【他者を犠牲にして利益を取る・利益を度外視して他者への害を取り除く】 他者を犠牲にして自分の利益を選ぶ、自分にとって利益は少ないが他者への害を防ぐ、道徳的なに... -
健康
「寿命を延ばす」良質な睡眠
【「寿命を延ばす」良質な睡眠】 良質な睡眠をとることは、寿命を何年も長くする可能性があります。 Getting good sleep can play a role in supporting your heart and... -
技術
見極める力を養う「チャットボットの精度」
【見極める力を養う「チャットボットの精度」】 ChatGPTをはじめ、チャットボットの精度は人が書いたものかどうかわからない程までの水準になっています。 The most rec...
-
人体・脳
なぜタイピングより手書きの方が、記憶に定着するのか
【なぜタイピングより手書きの方が、記憶に定着するのか】 ノルウェー科学技術大学の研究によると、手書きの方が物事をよく覚えることが判明しました。 様々なコンピュ... -
社会
どんな曲が好き?「 音楽の好みと性格の関連性は普遍的 」
【どんな曲が好き?「 音楽の好みと性格の関連性は普遍的 」】 激しい音楽を好んで聴く人は、激しい性格の持ち主なのでしょうか?研究者は、音楽の好みと性格の関連性は... -
人体・脳
視覚と意思決定領域の結びつきが強い「鮮明なイメージ能力がある人」
【視覚と意思決定領域の結びつきが強い「鮮明なイメージ能力がある人」】 鮮明にイメージできる人は、視覚ネットワークと意思決定に関連する脳の領域が強く結びついてい...
News
- 新着記事 -
Popular
- 人気記事 -
H A P P I N E S S幸 福
人気 (❁´ω`❁)
M E A L食 事
B R A I N脳
人気 (❁´ω`❁)
H E A L T H健 康
人気 (❁´ω`❁)
-
社会
自制心が健康と若さをもたらす理由
【自制心が健康と若さをもたらす理由】 デューク大学の研究チームは、自制心が心身に及ぼす影響を調査しました。 1000人を出生から45年間に渡って追跡した大規模調査で... -
人体・脳
健康な脳を保ち老化を遅らせる「アマゾンの先住民族ツィマネ族の生活習慣」
【健康な脳を保ち老化を遅らせる「アマゾンの先住民族ツィマネ族の生活習慣」】 ボリビア・アマゾンの先住民族であるツィマネ族が、アメリカやヨーロッパの人々に比べて... -
健康
高強度インターバルトレーニングは、適度な運動よりも心臓を強化する
【心臓を強化する高強度インターバルトレーニング】 ノルウェー科学技術大学の研究によると、トレーニングの強度が、病気の重症度を軽減し、心臓機能を改善し、作業能力...
-
社会
自制心が健康と若さをもたらす理由
【自制心が健康と若さをもたらす理由】 デューク大学の研究チームは、自制心が心身に及ぼす影響を調査しました。 1000人を出生から45年間に渡って追跡した大規模調査で... -
人体・脳
健康な脳を保ち老化を遅らせる「アマゾンの先住民族ツィマネ族の生活習慣」
【健康な脳を保ち老化を遅らせる「アマゾンの先住民族ツィマネ族の生活習慣」】 ボリビア・アマゾンの先住民族であるツィマネ族が、アメリカやヨーロッパの人々に比べて... -
健康
高強度インターバルトレーニングは、適度な運動よりも心臓を強化する
【心臓を強化する高強度インターバルトレーニング】 ノルウェー科学技術大学の研究によると、トレーニングの強度が、病気の重症度を軽減し、心臓機能を改善し、作業能力...
J O B仕 事
人気 (❁´ω`❁)
-
社会
週休4日制で生産を維持する
-
人体・脳
アイデアや閃きが降りてくる「横断的なコミュニケーション」
-
社会
大災害を読み解く鋭い解決策
-
思考・瞑想
賞や表彰が発明家の創造性を低下させる
-
人体・脳
創造的な人はここが違う!「非創造的なハブを回避し非典型的なアプローチをする」
-
社会
アメリカ陸軍で既に多数の成功を収めている「人々を創造的にするトレーニング」
-
社会
2年は普及しない?「カテゴリーイノベーション戦略」
-
社会
管理者級以上必見「創造性を引き出す同僚間の友情とサポートを育む組織づくり」
-
社会
アイデアを創出する人数「少人数のグループのほうが新しいアイデアが出やすい」
-
健康
散った気を元の集中に戻す「1日最大50%費やす迷いを断つマインドフルネス」
-
社会
移動によるエネルギーが激減「環境に優しく誰でも参加できるオンライン会議」
-
社会
山火事コスト数十億ドルのコスト削減「インドネシアの泥炭地回復」
-
社会
価格末「99円」設定が販売者に不利益を及ぼす驚愕の理由
-
社会
購買意欲を掻き立てる商品提示方法
-
社会
「感情的異質性」がチームの創造性を高める
-
社会
従業員の創造性を高める驚愕の方法「報酬を選択制にする」
-
社会
テクノロジーの力でセレンディピティを生み出す
-
社会
様々なテーマの問題への取り組みにつながる「ダ・ヴィンチ構想」
-
社会
改善が必要な状況に「やめる」という解決策がでない理由
-
社会
空想が苦手な理由と、その修正方法
-
学習
パズル解きの極意、最良の選択より優れた驚愕の方法
-
社会
大麻が独創的で実現不可能なアイデアを創出するという実験結果
-
社会
記憶に残るユーモアを含んだニュース
-
社会
なぜメッセージと画像が一致してない情報は伝わらないのか
-
社会
消費者を購買に結びつける音楽
-
技術
自動化工場などの緊急事態に備えて知識を生かしておく方法
-
社会
「生産性も顧客満足度も向上」プロジェクトに自主性を持たせる
-
人体・脳
人は1日に35,000回の意思決定をしている「意思決定を行うアルゴリズム」
-
社会
他文化と頻繁衝突する文化圏は協力的なゲームが流行?「ゲームからみる文化」
-
社会
「通勤はわるいもの?」モバイルセンシングで仕事の成果と通勤の関連性を解明
-
社会
テクノロジーは労働者の幸福度にどのような影響を及ぼすか
-
社会
雇用の創出ではなく雇用の置換が進む「ロボットなどの作業の自動化」
-
社会
「柔軟で弾力性のある対応が可能」生物系を模倣した多様なサプライチェーン
-
社会
「患者のメンタルヘルスケアを向上させる」患者と心理療法士のマッチング
-
学習
デジタルデバイス用に最適なフォント「AdaptiFont」
T E C H N O L O G Y技 術
人気 (❁´ω`❁)