67%が「新年の抱負を1ヶ月で断念」50%が「前年とほぼ同じ抱負を掲げる」

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67%が「新年の抱負を1ヶ月で断念」50%が「前年とほぼ同じ抱負を掲げる」

エディス・コーワン大学(ECU)の研究チームは、新年の抱負を長期的に継続することで幸福感が高まることを予測する個人的な目標要因を調査しました。
ほとんどの人が新年の抱負を最初の1ヶ月であきらめ、約半数が前年とほぼ同じ抱負を掲げている事などが半目しました。

The research, led by ECU Associate Professor Joanne Dickson, investigated personal goal factors that predicted greater wellbeing and sticking with one’s most important New Year resolution over time. Around 180 Australian and UK participants took part in an online survey over a two-month period. The average age of participants was 37 years and ranged from 18 to 77 years.

参照元:https://www.ecu.edu.au/news/latest-news/2021/03/failed-your-new-year-resolution-again-join-the-club
– エディス・コーワン大学 Edith Cowan University. Thursday, 25 March 2021 –

概要:

  • エディス・コーワン大学(ECU)の研究
    • 新年の抱負を長期的に継続することで幸福感が高まることを予測する個人的な目標要因を調査
    • ほとんどの人が新年の抱負を最初の1ヶ月であきらめてしまうことが判明
    • 調査対象者の約半数が前年と同じ、またはほぼ同じ抱負を掲げている
    • 半数以上が食事や運動に関する抱負を挙げている
  • 調査:
    • オーストラリアとイギリスから約180名の参加者を募り、2ヶ月間のオンライン調査を実施
    • 参加者の平均年齢は37歳で、18歳から77歳までの幅広い年齢層が参加
  • 主な調査結果
    • 参加者の3分の2は、最初の1ヶ月で新年の抱負をあきらめた
    • 半数以上の参加者が、前年と同じ(または似たような)抱負を追求していた
    • 半数以上の参加者が、食事(29%)または運動(24%)のいずれかに焦点を当てていた
    • 目標達成のための柔軟性は、長期的なウェルビーイングの向上を有意に予測した
    • 目標達成のための柔軟性は、長期的なウェルビーイングの向上を有意に予測したが、目標の粘り強さ(持続性)は、長期的なウェルビーイングの向上や、新年の最も重要な目標を達成する能力を予測しなかった
    • 性別、年齢、国による有意な差はなかった
  • 研究者所感:
    • 参加者の多くが、具体的な決意や計画を立てるのではなく、「健康になる」「定期的に運動する」といった一般的な決意を立てたことが(目標断念の)原因ではないか
    • 人々が新年の抱負をあきらめてしまうのは、抱負がより意味のある基本的な目標や価値観と結びついていないからではないか
    • 状況の変化や障害に応じて決意を柔軟に変化させる能力が、精神的な幸福度の向上と正の相関があることもわかった
    • 目標に固執する能力は、精神的ウェルビーイングや持続的な決意の追求を高めるものではなかった

エディス・コーワン大学(ECU)の新しい研究によると、最良の意図を持っているにもかかわらず、ほとんどの人が新年の抱負を最初の1ヶ月であきらめてしまうことがわかりました。

また、調査対象者の約半数が前年と同じ、またはほぼ同じ抱負を掲げており、その半数以上が食事や運動に関する抱負を挙げていることも明らかになりました。

本研究では、ECUのJoanne Dickson准教授を中心に、新年の抱負を長期的に継続することで幸福感が高まることを予測する個人的な目標要因を調査しました。

本研究では、オーストラリアとイギリスから約180名の参加者を募り、2ヶ月間のオンライン調査を実施しました。参加者の平均年齢は37歳で、18歳から77歳までの幅広い年齢層が参加しました。

主な調査結果

  • 参加者の3分の2は、最初の1ヶ月で新年の抱負をあきらめました。
  • 半数以上の参加者が、前年と同じ(または似たような)抱負を追求していました。
  • 半数以上の参加者が、食事(29%)または運動(24%)のいずれかに焦点を当てていました。
  • また、約3分の2(64%)が「一般的」と回答しました。
  • 一般的な抱負とは、あまりにも一般的で曖昧な抱負のことを指します(例:健康になること)。
  • 目標達成のための柔軟性は、長期的なウェルビーイングの向上を有意に予測しました。
  • 目標達成のための柔軟性は、長期的なウェルビーイングの向上を有意に予測しましたが、目標の粘り強さ(持続性)は、長期的なウェルビーイングの向上や、新年の最も重要な目標を達成する能力を予測しませんでした。
  • 性別、年齢、国による有意な差は見られませんでした。

参加者は、新年の最も重要な抱負に強いこだわりを持ち、成功すると信じていたにもかかわらず、約3分の2の参加者が1カ月以内にあきらめてしまいました。

Dickson教授は、参加者の多くが、具体的な決意や計画を立てるのではなく、「健康になる」「定期的に運動する」といった一般的な決意を立てたことが原因ではないかと述べています。

Dickson教授は話します。

「具体的な決意の例としては、『月・水・金の朝、友人のサムと一緒に湖の周りを40分散歩する』などが挙げられます」

「これまでの研究では、時間、場所、人を含む具体的な目標を設定することで、目標を達成するための精神的な手掛かりを得ることができることがわかっています。」

「一般的な目標や決意では、考える時間が長くなるため、計画性のある目標に比べて継続するのが難しくなります。」

Dickson教授は、人々が新年の抱負をあきらめてしまうのは、抱負がより意味のある基本的な目標や価値観と結びついていないからではないかと述べています。

Dickson教授は話します。

「5キロ痩せるという決意は、自分の健康や外見に関する信念など、より高い個人的価値観と結びついていれば、障害や困難、他の競合する決意に直面しても耐えられる可能性が高いです」

「今回の研究では、状況の変化や障害に応じて決意を柔軟に変化させる能力が、精神的な幸福度の向上と正の相関があることもわかりました。一方、目標に固執する能力は、精神的ウェルビーイングや持続的な決意の追求を高めるものではありませんでした。」

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