子供の肥満防止に寄与する科学的に明らかにされた暮らし方

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子供の肥満防止に寄与する科学的に明らかにされた暮らし方

学校がある日の子供の行動は、学校の無い日に比べて肥満防止につながっているようです。
学校がない日でも、雨で外に出られなくて思うような活動ができなくても、何かしらの運動プログラムを組んで構造的に暮らす事も効果的なようです。

Having a structured environment for children, whether during school days or when stuck in quarantine as the COVID-19 pandemic continues, could benefit children’s health,

参照元:https://www.ucf.edu/news/school-day-structure-could-benefit-childrens-health/
– セントラルフロリダ大学 University of Central Florida.  SEPTEMBER 1, 2021 –

COVID-19パンデミックの影響で隔離されているときも、学校に通うときも、子どもたちに構造化された環境を与えることは、子どもたちの健康に役立つ可能性があることが、セントラルフロリダ大学の新しい研究で明らかになりました。

50人以上の農村部の小学生を対象に2週間の調査を行ったところ、学校のある日は、学校のない日に比べて、座りっぱなしの行動やスクリーンタイムなど、肥満につながる行動が減少し、活動量が増加することがわかりました。

この結果は、「Childhood Obesity」誌に掲載されました。

米国疾病予防管理センターによると、米国の6歳から11歳までの子どもの20%以上が肥満であり、2型糖尿病などの問題につながる可能性があるため、今回の結果は重要です。

研究者たちが農村部の子どもたちに注目したのは、都市部に住む子どもたちに比べて、肥満のリスクが高いからです。

UCF健康科学部の助教授で、本研究の筆頭著者であるKeith Brazendale氏話します。

「農村部の子どもたちの肥満を引き起こす行動については、これまであまり研究されてこなかった。」

これらの行動には、運動量の少なさ、食生活の乱れ、不規則な睡眠、スクリーンやメディアの使用過多などが含まれます。

研究チームは、リストバンド型加速度計を用いて、学校に行った日と行かなかった日の生徒の運動量と睡眠時間を比較し、さらに保護者が記録した日々の活動、食事、スクリーン使用時間の日記を調べました。

その結果、子どもたちは、学校のある日は、学校のない日に比べて、1日あたり平均16分の中等度から激しい身体活動を行っていることがわかりました。

さらに、学校のある日は、学校のない日に比べて、1日の平均座位時間が約1時間、スクリーン使用時間が約1時間30分短縮されました。

また、農村部の子どもたちの一部を対象とした別の研究では、農村部の子どもたちは、学校や地域で運営されているプログラムが閉鎖されたことによる5カ月間の自宅隔離期間中に、体重増加が加速したことが分かりました。

Brazendale氏は話します。

「これは、学校やプログラムに参加することのメリットを裏付けるものです。学校のない日や隔離されている間の肥満につながる行動に対抗するためには、何らかの構造化されたプログラム、あるいは少なくともその日の子どもたちに構造化されたスケジュールを与えることが望ましいです。」

「必ずしもプログラムそのものが直接的な効果をもたらすわけではありませんが、”何かに参加する “ということが、プログラムの営業時間外の行動を形成し、起床や就寝、食事の時間など、子どもの1日のデフォルトのスケジュールを設定するようです。」

この研究者は、特に低所得者や少数民族の小学生の肥満を誘発する行動を、1年のさまざまな時期に調査しています。

彼の研究や他の研究者の研究によると、子供たちの行動は、学校のある日のように日常生活が一貫していて構造化されている時の方が、夏や週末のように構造化されていない時よりも健康的であることが示唆されています。

雨の日や外に出られない日でも、家の中での活動を計画することは、子どもたちが健康的で一貫した日常生活を送るための良い方法だと言います。

Brazendale氏は話します。

「例えば、おやつの時間や自由に遊ぶ時間、エアロビクスやダンス、ヨガなどの広いスペースを必要としない室内運動など、ゆるやかなスケジュールを組むことです。また、画面やメディアを見る時間をルール化することも推奨しています。特に就寝時間が近づく夕方は、子どもにとって有益な時間となります。」

米国保健社会福祉省は、6歳から17歳までの子供と青少年に、毎日60分以上の中等度から激しい運動を行うことを推奨しています。

CDCによると、スクリーンタイムは1日1~2時間に制限すべきとのことです。

本研究の共著者には、UCFの健康科学学部生のMichael Blankenship(21歳)、Burnett Honors ScholarのSerina Rayan(21歳)、生物医学専攻のDaniel Eisenstein(21歳)、Alejandra Rey(21歳)が含まれています。

また、UCF健康科学科のジャネット・ガルシア助教授、キャシー・L・オダホウスキー助教授、UCF社会福祉学部のアナ・レオン名誉教授も今回のプロジェクトの共著者です。

ブラゼンデール氏は、サウスカロライナ大学コロンビア校で運動科学の博士号を取得しました。

2019年にUCFの健康科学部(College of Health Professions and Sciencesの一部)に加わりました。

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