個人に合わせた食事を・・・「常に身体にいいわけではない食物繊維」

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個人に合わせた食事を・・・「常に身体にいいわけではない食物繊維」

胃腸が不調なときは脂質の多い食材よりも野菜を多く接種しましょう、というのは間違いなのかもしれません。

People who suffer from inflammatory bowel disease may soon have access to personalized dietary guidelines to keep them feeling well, thanks to new research on how dietary fibre affects the disease.
参照元：https://www.ualberta.ca/folio/2022/10/dietary-fibre-is-good-for-you-except-when-its-not.html
– アルバータ大学 University of Alberta. October 13, 2022 –

食物繊維が炎症性腸疾患に及ぼす影響に関する新たな研究により、炎症性腸疾患を患う人々が、体調を維持するための個別の食事ガイドラインを利用できるようになる日が近いかもしれない。

研究チームは、ある種の食物繊維が一部の患者に炎症反応を引き起こし、症状を悪化させることを発見しました。

研究チームは現在、患者さん一人ひとりの腸内細菌を調べる検便を開発し、どのような人が陰性反応を示すかを予測し、患者さん一人ひとりに合わせた食事の推奨や治療ができるよう取り組んでいます。

カナダの人口の約0.7%、150人に1人がクローン病や潰瘍性大腸炎などのIBDを患っており、2030年には1%に増加すると予測されています。

IBDの症状としては、腹痛、下痢、血便、体重減少、思春期の遅れ、大腸癌の長期的なリスクなどがあります。

正確な原因は不明ですが、遺伝、食事、環境要因、腸内細菌の変化などがリスク要因として挙げられています。

A大学の博士研究員として研究を始め、現在はマニトバ大学の内科の助教授で、統合生命科学におけるカナダ研究主任であるヘザー・アームストロング氏は話します。

アームストロング氏：食物繊維の摂取は、健康な人の腸内環境を良好にし、健康上のメリットがあることは分かっていますが、IBD患者は、食物繊維を摂取すると、頻繁に過敏症を訴えます。我々は、この背後にあるメカニズムを本当に理解したかったのです。

U of Aの医歯学部の教授、Eytan Wine氏は話します。

Wine氏：この検便を作ることで、フレアや更なる悪化を防ぐために、どのように食事を調整すればいいのかを教えてくれることを期待しています。ダイナミックな状況なので、今は避けた方がいいある食べ物が、数ヶ月後にはまた食べても大丈夫になる可能性があります。

研究者達は、アーティチョーク、チコリ根、ニンニク、アスパラガス、バナナなどの食品に含まれる特定の種類の繊維が、IBD患者によく見られるように、特定の微生物が欠けたり機能低下している場合、特に発酵しにくいことを突き止めたそうです。

繊維は、ほとんどの健康な人々にとって有益な抗炎症作用を持ち、消化を助けますが、研究者は、未発酵の繊維を選択すると、実際に炎症が増加し、一部のIBD患者の症状を悪化させることを発見しています。