「偏見が減少する」適切な言葉での表現

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「偏見が減少する」適切な言葉での表現

精神疾患や依存症を適切な言葉で表現し偏見を減らす事は、これらの症状を持つ人々が医療現場や社会全体でどのように扱われるかを改善するのに役立ちます。

Using appropriate language to describe mental illness and addiction can help to reduce stigma and improve how people with these conditions are treated in health care settings and throughout society.

参照元:https://www.drugabuse.gov/news-events/news-releases/2021/07/words-matter-language-can-reduce-mental-health-and-addiction-stigma-nih-leaders-say
– 米国国立薬物乱用研究所 National Institute on Drug Abuse (NIH). July 18, 2021 –

Neuropsychopharmacology誌は、米国国立衛生研究所の指導者たちが、精神疾患や依存症を説明する際に適切な言葉を用いることが、偏見を減らし、これらの症状を持つ人々が医療現場や社会全体でどのように扱われるかを改善するのに役立つことを論じています。

著者らは、「スティグマ(偏見や差別)」とは、ある特徴に基づいて人々に向けられる否定的な態度のことであると定義しています。

10年以上にわたる研究の結果、スティグマは健康への悪影響に大きく影響し、精神疾患や物質使用障害の治療を受ける際の障壁となることがわかっています。

米国では、重度の精神疾患を持つ人の35%、物質使用障害を持つ人の90%近くが治療を受けていないと言われています。

著者らは、臨床医の間にあるスティグマに関連した偏見が、治療を回避する考え方や、実績のある治療方法を実施しないなど、臨床ケアの欠陥につながるという証拠を指摘しています。

さらに、精神疾患や物質使用障害のある人がスティグマを経験し続けると、その人はスティグマを内面化し始める可能性があります。

このような「セルフスティグマ」は、自尊心や自己価値観の低下につながり、継続的な苦痛の原因となって症状を悪化させたり、治療を成功させるための障害となったりする可能性があります。

逆に言えば、スティグマを減らす努力は、個人にかかる心理的負担を軽減し、治療への障壁を取り除くための重要な要素となり得ます。

著者らは、科学的に正確な言葉や、精神疾患や物質使用障害の患者の経験を中心に据えた用語を使うことが、スティグマを減らすための重要な要素であることを示す多くの研究を紹介しています。

また、言葉の変化は、メンタルヘルスや依存症のサービスに資源を集中させ、サービスを必要とする人々がサービスを求めたり受けたりするのを妨げている偏見をなくすために重要であると主張しています。

スティグマをなくすことは難しいですが、これらの症状を表現する言葉を変えることで、経験している人たちに大きな変化をすぐにもたらすことができると主張しています。

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