「時間の長さと質が大きく影響する」子ども達の休み時間の安らぎ

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「時間の長さと質が大きく影響する」子ども達の休み時間の安らぎ

子どもたちが休み時間に身体的、精神的に安らぐことができるかどうかは、教室から離れて過ごす時間の長さだけでなく、休み時間の質が大きく影響するようです。

Recess quality, not just the amount of time spent away from the classroom, plays a major role in whether children experience the full physical, mental and social-emotional benefits of recess, a new study has found.

参照元:https://today.oregonstate.edu/news/recess-quality-influences-student-behavior-social-emotional-development-osu-study-finds
– オレゴン州立大学 Oregon State University. July 08, 2021 –

子どもたちが休み時間に身体的、精神的、社会的情緒的なメリットを十分に享受できるかどうかは、教室から離れて過ごす時間の長さだけでなく、休み時間の質が大きく影響することが、オレゴン州立大学の新しい研究で明らかになりました。

オレゴン州立大学の公衆衛生・人間科学部の助教授であるウィリアム・マッシー氏は話します。

「休み時間はすべて同じではありません。この秋、学校がフルタイムの対面授業に戻ることから、「今は『どうすれば子どもに優しい学校を作れるか』を再考する良い機会です。学校生活の中で、遊びの時間や空間を確保することは、そのための方法の一つだと思います。」

Journal of School Health誌に掲載されたマッシー氏の研究では、2018-19年度に5つの州にまたがる25の学校で、3年生と5年生の生徒を直接観察しました。

学校は、社会経済的地位や人種・民族の多様性を幅広くカバーしていました。

研究者たちは、校庭が物理的・環境的な安全性を提供しているかどうか、子どもたちに遊ぶ機会があり、必要なスペースや設備があるかどうか、インクルージョンの機会があるかどうか、遊びの選択肢が多様であるかどうかなど、さまざまな要素で休み時間の質を測定しました。

安全な空間と基本的な遊具があることは当たり前のように思えるかもしれませんが、必ずしもそうではないとマッシー氏は言います。

子どもたちが外に出ると、そこは駐車場で、高いフェンスがあり、遊具もなく、ボールも縄跳びもチョークもありませんでした。

また、遊び場には工事の際にできた大きな穴、割れたガラス、使用済みコンドーム、針などが置かれていることもあるそうです。

研究者たちは、生徒の行動、言葉や身体的な衝突の発生、衝突の解決についても調査し、遊び場にいる大人たちが何をしているかについても調べました。

マッシー氏は話します。

「私のこれまでの研究では、大人は遊び場で最も重要な存在の一つであることがわかっています。最も重要なことの一つは 最も重要なことの一つは、大人が生徒との積極的な交流のモデルとなり、奨励しているかどうか、そして実際に生徒と関わっているかどうかです。大人が休み時間に生徒と関わり、一緒に遊べば遊ぶほど、子供たちの遊びも増え、身体活動も活発になり、争いも少なくなります。」

これらの指標で上位にランキングされた学校では、教室での行動や社会性と情動のマーカーに関連したポジティブな結果が見られました。

また、質の高い休み時間と、生徒のレジリエンス、自制心、教室での適応行動、実行機能のスコアの向上との間には、有意な相関関係が見られたとマッシーは述べています。

これらの調査結果と彼のこれまでの研究に基づいて、マッシーは、学校は休み時間を学校生活の重要な一部としてとらえるべきであり、そのために十分な時間と資源を投入すべきだと主張しています。

そのためには、高価な遊具は必要ないとマッシーは言います。

毎朝、大人が運動場を安全に掃除するとか、サッカー場を整備して10分、15分の休み時間を最大限に活用できるようにするなど、シンプルで低コストの対策でも大きな違いが生まれます。

学校がパンデミックから立ち直ると、教師は子供たちの社会性や感情の発達、そして遊びの必要性の重要性を認識するチャンスがあるとマッシーは言います。

しかし、中には去年逃した内容をできるだけ短い時間に詰め込まなければならないと考える人もいるでしょう。

マッシー氏は話します。

「それは大きな間違いだと思います。子供たちは、ストレスやトラウマを抱え、学校のリズムから外れた状態で、そのようなことをすべて押し付けられるほどの能力はありません。今回の調査結果は、休息時間が教室での学習に悪影響を与えるものではなく、むしろ補完的なものであることを示しています。」

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