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数週間で心血管疾患リスクを低下「食事摂取を8時間に制限するモデル」
平日の食事摂取を8時間に制限した所、数週間後に心血管疾患リスクが低下するようです。
Using the Canadian Cardiovascular Society scoring system to calculate the 10-year Framingham Risk Score, the authors found that CVD risk decreased from 10.9% to 8.6% at the end of the trial period.
参照元:https://www.acc.org/About-ACC/Press-Releases/2022/05/17/18/04/Time-Restricted-Eating-May-Lower-CVD-Risk-for-Older-Breast-Cancer-Survivors
– アメリカンカレッジ オブ カーディオロジー American College of Cardiology. May 17, 2022 –
心代謝系リスク因子を有する高齢乳がんサバイバーが、平日の食事摂取を8時間に制限し、その後16時間絶食したところ、数週間後に心血管疾患(CVD)リスクが低下したことが、本日JACCに発表された新しいリサーチレターで明らかになりました。
CardioOncologyに発表されました。
この研究は、近日発売のミニフォーカス号 “Physical Activity and Lifestyle Interventions in Cancer” の一部です。
著者らは、体格指数が過体重または肥満(25kg/m2以上)に分類され、過去1~6年以内に心毒性治療(化学療法薬としてよく使用されるアントラサイクリン系)を完了し、平均年齢66歳の22名を対象としました。
8週間にわたり、参加者は平日の午後12時から8時、週末はいつでも自由に食事ができるようにしました。
それ以外の時間は、水、ブラックコーヒー、ブラックティーのみを摂取するように指示されました。
カナダ循環器学会のスコアリングシステムを用いて10年間のフラミンガムリスクスコアを算出したところ、試験期間終了時のCVDリスクは10.9%から8.6%に減少したことが明らかになりました。
JACCの編集長であるBonnie Ky医学博士は話します。
Ky医学博士:この厳密にデザインされ、よく実施された単一群の実用性試験は、がんサバイバーに関連する時間制限食の役割について重要な仮説と疑問を生み出しています。
例えば、Framingham Risk Scoreにおける時間制限食への反応の個人間差の根拠は何なのか、この戦略から最も恩恵を受ける可能性が高い患者を特定するのに役立つのか。食事の質はこれらの知見にどのように影響するのでしょうか?
患者さんや被爆者の方々の生活を改善するために、実践的な生活習慣への介入を用いた研究が今後も進化・発展していくことを期待しています。


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