侵入細菌を殺すタウリン

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侵入細菌を殺すタウリン

国立アレルギー感染症研究所の研究チームは、クレブシエラ・ニューモニアエ(Kpn)等の侵入細菌を殺すのに役立つ栄養素を特定しました。
マイクロバイオータ(腸内で生きている有益な微生物)が細菌感染から人々を保護する事は既知ですが、どのように保護するかについては知られていませんでした。

Scientists studying the body’s natural defenses against bacterial infection have identified a nutrient—taurine—that helps the gut recall prior infections and kill invading bacteria, such as Klebsiella pneumoniae (Kpn). The finding, published in the journal Cell by scientists from five institutes of the National Institutes of Health, could aid efforts seeking alternatives to antibiotics.

参照元:https://www.niaid.nih.gov/news-events/nih-scientists-identify-nutrient-helps-prevent-bacterial-infection
– 国立アレルギー感染症研究所 National Institute of Allergy and Infectious Diseases. January 15, 2021 –

細菌感染に対する身体の自然な防御を研究している科学者は、クレブシエラ・ニューモニアエ(Kpn)などの侵入細菌を殺すのに役立つ栄養素(タウリン)を特定しました。

国立衛生研究所の5つの研究所の科学者によってジャーナルCellに発表されたこの発見は、抗生物質の代替品を探す努力を助ける可能性があります。

科学者たちは、マイクロバイオータ(腸内で調和して生きている何兆もの有益な微生物)が細菌感染から人々を保護できることを知っていますが、それらがどのように保護を提供するかについてはほとんど知られていません。

科学者たちは、微生物に害を及ぼし、細菌が薬剤耐性を発達させるにつれて効果が低下する抗生物質に代わる自然な治療法を見つけたり強化したりすることを目的として、微生物叢を研究しています。

科学者たちは、以前に感染を経験し、無菌マウスに移されたマイクロバイオータが、Kpnによる感染を防ぐのに役立つことを観察しました。

彼らは、これらの感染症との闘いに関与するバクテリアのクラス(デルタプロテオバクテリア)を特定し、さらに分析することで、デルタプロテオバクテリア活動の引き金としてタウリンを特定しました。

タウリンは体が脂肪や油を消化するのを助け、腸内の胆汁酸に自然に含まれています。

有毒ガスの硫化水素はタウリンの副産物です。

科学者たちは、低レベルのタウリンは病原体が腸にコロニーを形成することを可能にすると信じていますが、高レベルはコロニー形成を防ぐのに十分な硫化水素を生成します。

研究者らは、その後の感染に抵抗する微生物叢を準備するには単一の軽度の感染で十分であり、タウリンを含む胆汁酸を合成して保存する肝臓と胆嚢が長期的な感染保護を発達させることができることに気づきました。

この研究では、飲料水中のサプリメントとしてマウスにタウリンを投与すると、感染を防ぐために微生物叢も準備されることがわかりました。

しかし、マウスが次サリチル酸ビスマス(下痢や胃のむかつきの治療に使用される一般的な市販薬)を含む水を飲むと、ビスマスが硫化水素の生成を阻害するため、感染保護が弱まりました。

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