長寿指標である遺伝子テロメアの長さ「人生の早時期に決定する」可能性がある

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長寿指標である遺伝子テロメアの長さ「人生の早時期に決定する」可能性がある

テロメアが最も急速に短くなるのは幼少期であることが、動物モデルを用いた研究で初めて明らかになりました。

The study, which followed children from birth to age 9, was led by researchers at the Columbia Center for Children’s Environmental Health at Columbia University Mailman School of Public Health. Results appear in the journal Psychoneuroendocrinology.

参照元:https://www.publichealth.columbia.edu/public-health-now/news/telomere-length-longevity-measure-may-be-determined-early-life
– コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院 Columbia University’s Mailman School of Public Health. May 24 2021 –

テロメアは、DNAを保護するキャップであり、年をとるにつれて短くなる。

このたび、小児期のテロメア長(TL)を調べた初めての研究で、出生前および生後数年間のTLの初期設定が、小児期、さらには成人期や高齢期のTLを決定する可能性があることがわかりました。

また、TLは、生まれてから3歳までの間に最も急速に減少し、その後、思春期前まで維持されますが、時には長くなることもあることがわかりました。

本研究は、コロンビア大学Mailman School of Public HealthのColumbia Center for Children’s Environmental Healthの研究者が中心となって、生まれてから9歳までの子どもたちを追跡調査したものです。

結果は、学術誌「Psychoneuroendocrinology」に掲載されました。

研究者らは、母親のテロメアは新生児のテロメアを予測し、思春期前まで子どものテロメアを追跡することを発見しました。

すべてのテロメアは年齢とともに短縮すると考えられていますが、テロメアが早く短縮する子どもがいる理由は不明です。

テロメアが環境汚染物質の影響を受けやすいことが一因と考えられます。

また、調査期間中にテロメアが長くなる子どもがいる理由も不明ですが、このような現象は他の研究でも観察されていることが注目されます。

CCCEHのディレクターであり、コロンビア大学メールマン校の環境健康科学准教授であるJulie Herbstman博士は話します。

「細胞の健康と老化におけるテロメアの長さの重要性を考えると、小児期におけるテロメアの動態を理解することは非常に重要です。出生から3歳までの間にテロメアが急速に減少するため、この時期のテロメアは環境の影響を受けやすく、生涯の健康や寿命に影響を及ぼす可能性があります。」

今回の研究では、224人の子どもの臍帯血と3歳、5歳、7歳、9歳時に採取した血液から分離した白血球のTLをポリメラーゼ連鎖反応で測定しました。

また、一部の母親を対象に、出産時の母親のTLを測定しました。

研究者らは、生後数年間のTL変化率のばらつきをもたらす生物学的メカニズムや、減少率の変化に寄与する修正可能な環境因子を理解するためには、さらなる研究が必要であるとしています。

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