運動がうつ病患者のうつを軽減・やる気や一体感を促進する理由

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運動がうつ病患者のうつを軽減・やる気や一体感を促進する理由

運動は、うつ病患者の鬱を軽減するだけでなく、やる気や一体感を促進します。

Physical activity does the brain good. For example, it fosters its ability to change and adapt.

参照元:https://news.rub.de/english/press-releases/2021-08-04-psychiatry-physical-activity-jolts-brain-action-event-depression
– ルール大学ボーフム校 Ruhr-University Bochum. 4 August 2021 –

身体活動は、脳に良い影響を与えます、例えば、脳の変化や適応の能力を育みます。

うつ病における身体活動の2つの有益な効果は、ルール大学ボーフム校(RUB)のオストウェストファーレン・リッペキャンパスにある精神医学・心理療法のための大学クリニックでの研究によって確認されました。

身体活動は、うつ病の症状を軽減するだけではない

身体活動は、鬱症状を軽減するだけでなく、適応や学習プロセスに必要な脳の変化能力を向上させます。

研究リーダーのカリン・ローゼンクランツ准教授は話します。

「この結果は、身体活動のような一見単純なことが、うつ病などの病気の治療や予防にいかに重要であるかを示しています。」

本研究は、2021年6月9日に、Frontiers in Psychiatry誌に掲載されました。

運動プログラムは、やる気と一体感を促進する

うつ病の人は引きこもりがちで、身体的にも不活発です。

身体活動の効果を調べるために、カリン・ローゼンクランツ氏のワーキンググループは、病院で治療を受けている41人を研究対象として募りました。

参加者はそれぞれ2つのグループのいずれかに振り分けられ、一方のグループは3週間の運動プログラムをこなしました。

このプログラムは、トーマス・シャック教授率いるビーレフェルト大学のスポーツ科学チームが開発したもので、変化に富み、楽しい要素を含んでおり、競争やテストという形ではなく、参加者のチームワークを必要とするものでした。

カリン・ローゼンクランツ氏は話します。

「この方法は、チャレンジすることへの恐れや、学校の体育の授業など、身体活動に対するネガティブな経験を打破しながら、やる気と社会的一体感を特に促進しました。」

もう一方のグループは、身体活動を伴わないコントロールプログラムに参加しました。

研究チームは、プログラムの前後で、意欲や興味の喪失、モチベーションの低下、ネガティブな感情などの抑うつ症状の重症度を確認しました。

また、神経可塑性(しんけいかそせい)と呼ばれる脳の変化能力も測定しました。

神経可塑性は、経頭蓋磁気刺激を用いて外部から測定することができます。

カリン・ローゼンクランツ氏は説明します。

「変化する能力は、脳のすべての学習と適応のプロセスにとって重要です。」

変化する能力が高まり、症状が軽減

その結果、うつ病患者の脳の変化能力は、健康な人に比べて低いことがわかりました。

身体活動を伴うプログラムを実施したところ、この変化する能力が著しく向上し、健康な人と同じ値を達成しました。

同時に、このグループでは、うつ症状が減少しました。

カリン・ローゼンクランツ氏は説明します。

「変化する能力が高まれば高まるほど、臨床症状はより明確に減少しました。これらの変化は、コントロールプログラムに参加したグループではそれほど顕著ではありませんでした。これは、身体活動が症状と脳の変化能力に影響を与えることを示しています。」

「しかし、このデータに基づいて、症状の変化と脳の変化能力がどの程度因果関係があるのかを言うことはできません。体を動かすことで、神経細胞の結合が促進されるなど、脳に良い影響を与えることは知られています。これも確かにここでは役割を果たしているかもしれません。」

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