60歳までほぼ一定「遅くも早くもならない認知情報処理速度」

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60歳までほぼ一定「遅くも早くもならない認知情報処理速度」

反応速度は数十年に渡り、ほどんど変化せず一定であるようです。
60歳以降は徐々に落ちていきます。研究者語ります。

Mental speed — the speed at which we can deal with issues requiring rapid decision-making — does not change substantially over decades.

参照元:https://www.uni-heidelberg.de/en/newsroom/mental-speed-hardly-changes-over-a-lifespan
– ハイデルベルク大学 Heidelberg University. 18 February 2022 –

精神速度(迅速な意思決定を必要とする問題に対処する速度)は、何十年経っても大きく変化しません。

ハイデルベルク大学の心理学者たちが、このような結論に達しました。

ミッシャ・フォン・クラウス博士とシュテファン・ラデフ博士の指導のもと、彼らは100万人以上の参加者による大規模なオンライン実験のデータを評価しました。

その結果、認知情報処理速度は20歳から60歳まではほぼ安定しており、それ以上の年齢で低下することが示唆されました。

ハイデルベルクの研究者たちはここに、精神的な速度はすでに成人期初期に低下し始めるというこれまでの仮説に疑問を投げかけました。

ハイデルベルク大学心理学研究所のアンドレアス・ヴォース教授が率いる定量的研究法部門の研究者であるフォン・クラウス博士は話します。

「一般に、年をとればとるほど、外的刺激に対する反応が鈍くなると考えられています。もしそうだとすれば、精神的速度は20歳前後で最も速く、その後は年齢とともに低下するはずです。」

この理論を検証するために、研究者らは、暗黙の偏りに関する米国の大規模研究のデータを再評価しました。

100万人以上が参加したこのオンライン実験では、被験者はボタンを押して、人物の写真を “白人 “と “黒人 “に、言葉を “良い “と “悪い “に分類しなければならなかったのです。

フォン・クラウス博士によれば、ハイデルベルクの研究では、コンテンツの焦点はさほど重要ではなかったとそうです。

その代わり、研究者たちは、認知的判断の持続時間を測定するための応答時間タスクの例として、この大規模なバッチデータを使用したのです。

フォン・クラウス博士らは、データを評価する際に、被験者の応答時間が平均して年齢が上がるにつれて長くなっていることに注目しました。

しかし、数理モデルを用いて、この現象は精神的な速度の変化によるものではないことを示すことができました。

フォン・クラウス博士は話します。

「むしろ、年齢が高い被験者ほど、より慎重に返答し、ミスを避けることに集中するため、主に速度が遅くなると考えられます。」

同時に、運動実行速度も成人するにつれて遅くなります。

この実験では、高齢の被験者が正しい答えを見つけた後、適切なキーを押すのに時間がかかりました。

この研究で得られたもう一つの発見は、平均情報処理速度が、60歳以上の参加者においてのみ、徐々に低下していることでした。

ミーシャ・フォン・クラウス博士は話します。

「人生において、精神的な速度の大幅な低下を恐れる必要はなさそうです。特に、一般的な社会人生活においてはそうでしょう。一般的に言って、すべての年齢層の被験者には、メンタル・スピードの高い人と低い人が含まれていることにも注目すべきです。我々の結果は、平均的な傾向に関連しているのです。」

ドイツ研究財団(DFG)は、博士課程の学生を対象とした研究トレーニンググループ「心理学における統計的モデリング」(GRK 2277)の中で、この研究活動に資金を提供しました。この結果は、学術誌「Nature Human Behaviour」に掲載されました。

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