環境問題の個人的出資の動機付けは「科学的事実よりも物語の伝聞」

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環境問題の個人的出資の動機付けは「科学的事実よりも物語の伝聞」

環境問題などへの個人的な出資は、科学的な事実よりも、物語を伝える方が一部の人々への動機づけになることが、ジョンズ・ホプキンス大学の研究で明らかになりました。

After hearing a compelling pollution-related story in which a man died, the average person paid more for green products than after having heard scientific facts about water pollution. But the average person in the study was a Democrat. Republicans paid less after hearing the story rather than the simple facts.

参照元:https://releases.jhu.edu/2021/04/26/what-spurs-people-to-save-the-planet-stories-or-facts/
– ジョンズ・ホプキンス大学 Johns Hopkins University. April 26, 2021 –

気候変動が迫る中、環境に害を与えないように自分のやり方を変えるためには、人々は何を聞けばいいのでしょうか?

ジョンズ・ホプキンス大学の研究によると、科学的な事実よりも物語のほうが、少なくとも一部の人にとっては動機付けになることがわかりました。

平均的な人は、水質汚染に関する科学的事実を聞いた後よりも、人が死んだという説得力のある汚染関連の話を聞いた後のほうが、環境保護製品に対してより多くのお金を支払いました。

しかし、この調査に参加した平均的な人は民主党員でした。

共和党員は、単純な事実を聞いた後よりも、ストーリーを聞いた後の方が支払額が少なかった。

今回の調査結果は、メッセージフレーミングが人々の環境に対する行動に大きな違いをもたらすことを示唆しています。

また、人々のモチベーションを高める最適な方法は存在せず、政策立案者は特定の聴衆に合わせてメッセージを調整する努力が必要であることも示唆されました。

共同執筆者であるジョンズ・ホプキンス大学の環境政策専門家、ポール・J・フェラーロ氏は話します。

「今回の調査結果は、ストーリーテリングの力は、むしろ聖歌隊に説教するようなものかもしれないことを示唆しています。」

共同執筆者のポール・J・フェラーロ氏は、エビデンスに基づく環境政策の専門家であり、ジョンズ・ホプキンス大学のブルームバーグ特別教授です。

科学者たちは、環境への脅威について一般の人々にどのように伝えればよいのか、その指針となる科学的な証拠をほとんど持っていません。

しかし、科学者たちは、事実に基づいたコンフォートゾーンを離れて、人々の個人的な感情に訴えるようなストーリーを語ることをますます奨励されるようになっています。

しかし、科学者たちはそのようなストーリーを語ることに消極的です。

例えば、致命的な洪水や森林火災を指摘して、その死が気候変動によるものだと決定的に言い切ることはできません。

研究者たちがこの研究で答えようとしたのは、次のような疑問でした。

ストーリーテリングは本当に人々の行動を変えるのか?もし効果があるとしたら、どのような人に効果があるのか?

フェラーロ氏は話します。

「ストーリーと、科学的根拠に基づく典型的なメッセージとを競わせて、何が購買行動に影響を与えるのかを調べてみよう。」

研究者たちは、デラウェア州で開催された農業関連のイベントで、1,200人強の人々を対象にフィールド実験を行いました。

調査対象者は全員、芝生や庭を持っており、汚染されていると言われている流域に住んでいました。

研究者たちは、無作為に価格を決めるオークションを行い、参加者が栄養塩の汚染を軽減する製品にどれだけお金を払うかを測定しようとしました。

製品を購入する前に、参加者は栄養塩汚染に関する科学的事実または物語のいずれかを含むビデオを見ました。

ストーリーグループでは、地元の男性が汚染された貝を食べて死亡したという、栄養塩汚染との関連性は低いものの、もっともらしい実話を視聴しました。

科学的事実グループでは、栄養塩の汚染が生態系や周辺地域に与える影響について、証拠に基づく説明を視聴しました。

ビデオを見た後、参加者全員に、雨水の流出を減らすことができる10ドル以下の商品(肥料、土壌検査キット、バイオ炭、ソーカーホース)を購入する機会が与えられました。

ストーリーを聞いた人は、科学的な説明を聞いた人よりも、平均してより多くの金額を支払うことになりました。

しかし、政党別に見ると、結果は大きく変わりました。

リベラル派の人たちは17%、保守派の人たちは14%、製品を買いたいと思わなかったのです。

党派による行動の違いに驚いたフェラーロ氏は、省エネなどの問題では民主党員と共和党員の行動にほとんど差がないと考えています。

コロラド大学のポスドクであるHilary Byerly氏は話します。

「今回の研究をきっかけに、気候変動やその他の地球環境問題の緊急性をどのように伝えるかについて、さらに研究を進めていきたい。」

このメッセージは科学者から発信されるべきなのか?

また、この種のストーリーで、民主党員の環境保護活動を刺激する一方、共和党員を失望させるのはなぜなのでしょうか?

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