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親が話す赤ちゃん語から学ぶ赤ちゃん「赤ちゃんが言葉を覚えやすくなる」
乳児に赤ちゃん語を話す事は有益である事がわかっていましたが、この度そのリストにもう一つ加わりそうです。
赤ちゃんは、親が話す赤ちゃん語から言葉を発する事を学んでいるかもしれません。
A new study suggests that when parents baby talk to their infants, they might be helping them learn to produce speech.
参照元:https://news.ufl.edu/2021/12/the-importance-of-baby-talk/
– フロリダ大学 University of Florida. December 10, 2021 –
新しい研究によると、親が赤ちゃんにベビートークをすることで、赤ちゃんが言葉を発することを学んでいるかもしれません。
私たちが本能的に赤ちゃんに話しかける方法–高い音程、遅い速度、誇張された発音–は、赤ちゃんにアピールするだけでなく、私たちが言っていることを理解することを学ぶのに役立つ可能性があります。
フロリダ大学の新しい研究によると、赤ちゃんの話し方には、これまで知られていなかった別の効果があるそうです。
研究者たちは、小さな声道の音を真似ることで、赤ちゃんが自分の口から発する言葉がどのように聞こえるべきかを知る手がかりになると考えています。
フロリダ大学音声言語聴覚学科の助教授であり、公衆衛生・医療専門職大学のUF Laboratory for the Study of Cognition, Action, and Perception of SpeechのディレクターであるMatthew Masapollo博士は話します。
「音声の知覚だけではなく、音声の運動生産を刺激するようです。ただのグーグー・ガーガーではありません。」
今回の研究では、乳児と大人の声帯を模して周波数の音を変え、乳児の反応を調べました。
生後6〜8カ月の赤ちゃんは、「自分の声道に近い大きさと長さの共鳴音を使った音声を、しっかりと明確に好むことがわかった」と書かれています。
生後4〜6ヵ月の赤ちゃんにはそのような嗜好は見られなかったことから、生後6〜8ヵ月の赤ちゃんは、声をコントロールしたり、喃語から言葉を作ったりする能力を身につけつつあることが、赤ちゃんらしい音をより魅力的なものにしているのかもしれません。
共同研究者であるマギル大学のリンダ・ポルカ博士は、ベビートークは単純に聞こえるかもしれませんが、多くのことを成し遂げていると言います。
「私たちは乳児と関わり、発話に関する何かを示そうとしているのです。自分の声を処理するように仕向けているのです。」
親が赤ちゃんの話に付き合うのを嫌がることがありますが、マサポロ氏とポルカ氏の研究によると、そのような話し方に関連するパターン(科学者たちは「幼児主導型音声」と呼んでいます)は、赤ちゃんが言葉を作るための重要な要素である可能性があります。


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