「日本人は認知症にならずに長生きする」4000万人のデータベースで検証

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「日本人は認知症にならずに長生きする」4000万人のデータベースで検証

日本人は認知症にならずに長生きする。4000万人のデータベースを用いたシミュレーション検証が行われました。

It projects that more people will live longer, and that overall years spent living with dementia will decrease.

参照元:https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/en/press/z0508_00215.html
– 東京大学 University of Tokyo. April 27, 2022 –

4,000万人のデータベースを用いた新しい詳細なマイクロシミュレーションにより、2043年までの日本の高齢化社会の将来が検証されました。

その結果、より多くの人が長生きし、認知症で過ごす年数が減少することが予測されました。

しかし、このモデルでは、75歳以上の高校教育を受けていない日本人女性が、認知症と虚弱の両方の影響を不当に受ける可能性があるなど、人口層によって影響が異なることが強調されています。

このような健康格差がどこに存在するかをよりよく理解することは、将来の経済的コストを最小限に抑え、最も必要としている人々をサポートするための公衆衛生計画に役立ちます。

高齢者のケアは、世界共通の関心事です。日本は長寿国として有名ですが、その数は増え続けています。

2020年には65歳以上の高齢者が人口の約3割を占め、この年齢層がピークに達するのは2034年と予測されています。

認知症や虚弱体質など、加齢に伴う病気を持つ人々の介護は、個人と公的医療システムの双方にとって課題となっています。

現在、イギリスやアメリカなど一部の国では、個人単位で詳細な分析が可能なコンピュータモデルであるマイクロシミュレーションモデルが、将来の人口健康を予測するために用いられています。

東京大学の橋本英樹教授と研究者、およびアメリカのスタンフォード大学の研究者は、これまで考えられてきたよりも多様な状況を考慮した新しいマイクロシミュレーションモデルを日本向けに作成したいと考えました。

橋本英樹教授:13の慢性疾患(心臓病、脳卒中、糖尿病、うつ病、依存症など)に加え、虚弱、認知症を考慮した新しい日本のマイクロシミュレーションモデルを開発しました。超大規模データシステムを用いて、2016年から2043年まで、60歳以上の4000万人以上の仮想コホートを “追跡 “することができました。

橋本英樹教授によると、日本における高齢化予測は通常、高齢者の「平均的」な状態に基づいているため、人口の多様性を考慮していません。

橋本英樹教授:私は、高齢化の問題は、人々の生涯に渡る健康格差の問題であると考えています。私たちの予測は、高齢者の健康格差が広がっていることに注意を喚起するものです。75歳以上の高学歴未満の女性がより影響を受けやすいことが浮き彫りになりました。

このような健康格差がどこに存在するかを特定することは、医療だけでなく、生活の他の影響力のある側面について、公共政策をよりよく伝えるために利用されるかもしれません。

橋本英樹教授:日本の場合、国民の健康だけでなく、教育水準の向上が、より健康で管理しやすい高齢化社会を実現する鍵になるかもしれません。

この研究は、多くの人々がより長く、より健康に生きる未来への希望を示しています。

橋本英樹教授:高齢化が進めば、認知症が増えるのは仕方がないことだと思われがちです。しかし、今回の研究で、日本では高齢化が進んでいるにもかかわらず、認知症患者の数は今後20年間で減少すると予想されることがわかりました。人口の高齢化は必ずしも介護の社会的負担の増加を意味しませんが、多様な問題をもたらすため、健康格差を解消するために、慎重な調査と科学的根拠に基づく政策的配慮が必要です。

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