「ダークサイド！？」ホログラムの専門家が空中で動くリアルな映像を実現

URLをコピーする

URLをコピーしました！

Pocket

「ダークサイド！？」ホログラムの専門家が空中で動くリアルな映像を実現

ブリガム・ヤング大学のホログラフィー研究グループは、実際に発光するビームを持つ、ヨーダ用の緑色とダース・ベイダー用の赤色のライトセーバーを作成する方法を発見しました。

Inspired by the displays of science fiction, the researchers have also engineered battles between equally small versions of the Starship Enterprise and a Klingon Battle Cruiser that incorporate photon torpedoes launching and striking the enemy vessel that you can see with the naked eye.
参照元：https://news.byu.edu/byu-hologram-experts-can-now-create-real-life-images-that-move-in-the-air
– ブリガム・ヤング大学 Brigham Young University. May 04, 2021 –

小さな武器かもしれませんが、ブリガム・ヤング大学のホログラフィー研究グループは、実際に発光するビームを持つ、ヨーダ用の緑色とダース・ベイダー用の赤色のライトセーバーを作成する方法を発見しました。

また、サイエンス・フィクションの世界にヒントを得て、小型の宇宙船エンタープライズ号とクリンゴンの戦闘艦との間で、肉眼で見ることのできる光子魚雷を発射して敵船を攻撃するというバトルを実現しました。

BYUの電気工学教授である主任研究員のDan Smalley氏は話します。

「私たちが作成したシーンで見ているものは本物であり、コンピュータで作られたものは何もありません。映画のように、ライトセーバーや光子魚雷が物理的な空間に実際には存在しないのとは違います。映画のように、ライトセーバーや光子魚雷が物理的な空間に存在しないのではなく、これらは実在し、どの角度から見ても、その空間に存在していることがわかります。」

これは、3年前にスクリーンレスで自由に浮遊する物体を空間に描く方法を発見し、国内外で注目を集めたSmalley氏とその研究チームによる最新の研究成果です。

オプティカル・トラップ・ディスプレイと呼ばれるこのディスプレイは、レーザービームで空気中の1つの粒子を捕捉し、その粒子を移動させることで、レーザーで照らされた軌跡を空中に浮かび上がらせるもので、「光の3Dプリンター」のようなものです。

米国科学財団のCAREER助成金を受けた研究グループの新しいプロジェクトでは、さらに次の段階として、空中にシンプルなアニメーションを作成しました。

この開発は、人々が身近な空間に共存するホログラフィックのような仮想オブジェクトと対話できるような、没入型の体験への道を開くものです。

ほとんどの3Dディスプレイはスクリーンを見る必要がありますが、私たちの技術では、空間に浮かぶイメージを作り出すことができます。

この技術を使えば、日常の物理的な物体の周りを回ったり、その上を這ったり、爆発したりするような、生き生きとしたアニメーションコンテンツを作ることができます。

研究チームは、この原理を実証するために、空中を歩く仮想の棒人間を作成しました。

彼らは、学生にボリュームディスプレイの中央に指を置いてもらい、同じ棒状の指が歩いたり、その指から飛び降りたりする様子を撮影することで、バーチャル映像と人間との相互作用を実証することができました。

Smalley氏とRogers氏は、Nature Scientific Reportsに掲載された新しい論文の中で、これらの成果やその他の最近の画期的な成果について詳しく述べています。

この研究では、光学トラップディスプレイの制限要因を克服しています。

光学トラップディスプレイには仮想画像を表示する機能がありませんが、SmalleyとRogersは、時間的に変化する透視投影背景を採用することで、仮想画像をシミュレートすることができることを示しています。

視差を利用して、ディスプレイを実際の大きさよりも大きく見せることができます。