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人生の満足度や幸福レベルに影響する「幸福と不幸を分けるお金の扱い方」

研究によると、お金は持ちすぎても少な過ぎても、人生の満足度や幸福レベルに、大きく影響を及ぼします。
特に、自身が貧困だと理解している時、これをやると、さらなる苦痛を招くことになる、という研究を紹介します。

“If you think money can’t buy happiness, you’re not spending it right,” Norton said. “You should stop thinking about which product to buy for yourself, and try giving some of it to other people instead.”

参照元：https://www.huffpost.com/entry/money-can-buy-happiness_n_1467789

630人以上の参加者が集まったこの実験のうち、55%は女性でした。

実験参加者にいくつかの質問をします。

その内容は、 年収だったり、毎月の支出の内訳だったり、 慈善団体へ寄付の額だったり、自分の為に使った額や他者の為に使った額などです。

この実験で、 どれだけ収益を上げているかに関係がなく、 他者の為にお金を使った人は、より大きな幸福があった事がわかりました、という結果が出ました。

同様の調査で、 ボストンのある企業の従業員の、 ボーナス（ 3000 – 8000ドル）を受け取る前後の幸福度を測定しました。

結果、 ボーナスに受け取った額に関係がなく、 そのお金を何に使ったかで幸福度に大きく影響した、という報告がなされました。

もちろん、 お金をどのように使った時に、幸福度が高かったと言うと、 他人の為にお金を使った場合です。

さらに別の実験では、 実験参加者にランダムに5から20ドル渡し、 その日の17時までに使い切るよう依頼しました。

実験参加者の半数には、 そのお金を自分の為に使うように限定し、 もう半数には、他人の為に使うように限定しました。

結果、 他人の為に使ったという人たちは、 自分の為に使ったという人たちに比べて、 その日の終わりに幸せを感じた、という報告がなされました。

これは、 他人の為にお金を使う場合、 5ドルのような、決して高くない金額でも、 幸福感を得られるにはまったく影響ないという事を示唆しています。

これまたブリティッシュコロンビア大学の別の実験で、 自由な時間を買うためにお金を使う事は、 人生の満足度を高める、 という研究結果が出ました。

The study. led by researchers at the University of British Columbia and Harvard Business School, suggests that using money to buy free time— such as paying to delegate household chores like cleaning and cooking— is linked to greater life satisfaction.

参照元：https://news.ubc.ca/2017/07/24/using-money-to-buy-time-linked-to-increased-happiness/

まず研究チームは、 アメリカ、デンマーク、カナダ、オランダの6000人以上の成人を調査しました。

調査内容は、 毎月いくら使ったのか、人生の満足度、時間ごとのストレスなどでした。

結果、 時間の節約にお金を費やしたと回答した人達は、 人生の満足度が高いという事がわかったそうです。

そしてそれは、 収入の多寡に関わらずそのような結果になったそうです。

その調査が本当かどうか、チームは実験に乗り出します。

時間を購入することが、実際に幸福をもたらすのか、を証明するため、 チームは60人の成人をランダムに選出しました。

ある週末に、実験参加者に時間を節約するためのお金を40ドル分使うよう依頼しました。

また、とある週末には、資材購入の為に40ドル使うよう依頼しました。

すると、 材料を購入した時よりも、時間節約の為に40ドルを使用した時の方が満足度が高かった、という結果が出たそうです。

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