子供がいらない人は全体の1/4ですが「幸福度は変わらない」

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子供がいらない人は全体の1/4ですが「幸福度は変わらない」

子供のいない人とそうでない人の間では、生活満足度に差はないようです。

After controlling for demographic characteristics, we found no differences in life satisfaction and limited differences in personality traits between child-free individuals and parents, not-yet-parents, or childless individuals,” Zachary Neal said.
参照元：https://msutoday.msu.edu/news/2021/childfree-adults
– ミシガン州立大学 Michigan State University. June 16, 2021 –

子育ては人生最大の喜びのひとつですよね？しかし、誰もがそうというわけではありません。

ミシガン州立大学の心理学者による新しい研究では、子供を欲しがらない大人の特徴と満足度を調べました。

子供を持ちたくないと考える人が増える中、ミシガン州立大学心理学科の准教授であるJennifer Watling Neal氏とZachary Neal氏は、この「子供を持たない」人たちが他の人たちとどのように違うのかを詳しく調べた最初の研究者の一人です。

ジェニファー・ワトリング・ニール氏は話します。

「ほとんどの研究では、”子供を持たない “人たちを他のタイプの非親と区別するために必要な質問をしていません。非親は、子供を持つことを計画している “まだ親ではない人 “や、不妊や事情により子供を持てなかった “子供のいない人 “も含みます。これまでの研究では、非親をひとまとめにして親と比較していました。」

2021年6月16日にPLOS ONE誌に掲載された本研究では、3つの質問項目を用いて、子供のいない人を親や他のタイプの非親とは別に識別しました。

研究者たちは、MSUの公共政策・社会調査研究所が実施した「State of the State Survey」に回答した成人1,000人の代表サンプルのデータを使用しました。

Zachary Neal氏は話します。

「人口統計学的特性を考慮した結果、子どものいない人と、親、親になっていない人、子どものいない人との間で、生活満足度には差がなく、性格特性には限定的な差しか見られませんでした。また、子どものいない人は親よりもリベラルであり、子どものいない人は子どものいない人に対して温かみを感じないことがわかりました。」

生活満足度や性格特性に関する調査結果以外にも、思いがけない発見がありました。

ジェニファー・ワトリング・ニール氏は話します。

「私たちが最も驚いたのは、子どものいない人がどれほど多いかということです。ミシガン州では、4人に1人以上が子どもがいないと回答しており、これは、子どもがいない人を特定するために出生率に依存していた過去の研究で推定された有病率よりもはるかに高いことがわかりました。これらの研究では、有病率はわずか2〜9％とされていました。私たちの測定方法が改善されたことで、子供がいないと認識している人をより正確に捉えることができたのではないかと考えています。」

ミシガン州には子供のいない成人が多数いることから、このグループにもっと注意を払う必要があると研究者らは述べています。

例えば、今回の研究では、1つの時点のみを対象としているため、いつ子供がいないと判断したかについては調べていないっですが、今後の研究によって、子供がいないと判断し始めた時期と、その判断に至る要因の両方について、一般の人々が理解できるようになることを期待しているそうです。

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