「48%が大きな妊娠合併症を経験している」女性外科医の勤労状況

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「48%が大きな妊娠合併症を経験している」女性外科医の勤労状況

調査対象となった女性外科医の48%が大きな妊娠合併症を経験し、妊娠後期に週12時間以上の手術を行った人は、そうでない人に比べてリスクが高いことがわかりました。
調査チームは、仕事量は、同僚によって公平に相殺されるべきだと主張します。

Nearly half of surveyed female surgeons experienced major pregnancy complications

参照元:https://www.brighamandwomens.org/about-bwh/newsroom/press-releases-detail?id=3961
– ブリガム・アンド・ウィメンズ・ホスピタル Brigham and Women’s Hospital. July 28, 2021 –

米国で開業している外科医の5人に1人は女性ですが、外科分野への女性の進出は増加しています。

2018年には外科系研修生の38%が女性でしたが、それにもかかわらず、女性は出産に関するよく知られた課題に直面し続けています。

全国的な調査によると、妊娠に関連するスティグマ(偏見)、変更されていない勤務スケジュール、短い出産休暇の選択肢、出産後の育児や授乳のニーズに対するサポートがほとんどないことが報告されています。

Brigham and Women’s Hospitalをはじめとする研究者たちは、多くの女性研修生が、妊娠合併症のリスク要因となる35歳を過ぎるまで妊娠を遅らせることを選択していることから、全米の外科医および外科研修生1,175名を対象に、彼らまたは彼らのパートナーの妊娠経験を調査しました。

その結果、調査対象となった女性外科医の48%が重大な妊娠合併症を経験しており、妊娠後期に週12時間以上の手術を行った人は、そうでない人に比べてリスクが高いことがわかりました。

この調査結果は、JAMA Surgery誌に掲載されました。

著者のErika L. Rangel医学博士は話します。

「今日、女性外科医が子供を産むことは、本質的に高リスクの妊娠グループであることを意味します。」

「女性外科医が今日、子供を産むことは、本質的に妊娠リスクの高いグループであることを意味します。長時間労働に加えて、35歳以降の出産や、生殖補助医療の普及に伴う多胎妊娠は、早産や胎盤機能不全などの主要な妊娠合併症を引き起こすリスク要因となります。」

研究者らは、女性外科医の半数以上(57%)が妊娠中に週60時間以上働き、3分の1以上(37%)が6回以上の夜間呼び出しを受けていたことを明らかにしました。

また、流産を経験した女性の42%(一般人口の2倍の割合)のうち、4分の3はその後何日も仕事を休まなかったそうです。

Rangel医学博士は話します。

「妊娠中期になったら、週に12時間以上、手術室にいるべきではありません。その仕事量は、同僚によって公平に相殺されるべきであり、助けを求めることで人々が直面している既存のスティグマを助長しないようにすべきです。」

著者らは、外科医、産科医、婦人科医の意見を取り入れて調査票を作成し、さまざまな外科学会や診療所に電子メールで配布しました。

男性外科医と女性外科医に回答を求め、妊娠していない外科医はパートナーの妊娠に関する質問に答えてもらいました。

その結果、女性外科医は、妊娠中の主要な合併症を経験する確率が、そうでない女性外科医に比べて1.7倍高く、筋骨格系疾患、非選択的帝王切開分娩、そして女性外科医の11%が報告している産後うつの確率も高くなりました。

Rangel医学博士は話します。

「私たちが蓄積してきたデータは、妊娠中の外科医を支援し、出産をめぐる文化を変えるために、トップダウンのキャンペーンに投資する必要性を教育機関が理解する上で有用です。私たちは、まずレジデントプログラムのレベルで政策を変更し、女性がより健康的な時期に子供を産むことを容易にし、受け入れられるようにすることから始める必要があります。また、外科部門内の政策も変更する必要があります。」

女性が妊娠している期間は短いですが、彼女たちをサポートすることは、今後25年、30年と診療を続けていく外科医への投資となります」。

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