良い科学に貢献する「ダイバーシティ&インクルージョン指針」

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良い科学に貢献する「ダイバーシティ&インクルージョン指針」

ダイバーシティ&インクルージョンを取り入れることは、良い科学を生み出すだけでなく、社会にとっても有益な要素が含まれていそうです。

Each of the ten rules came out of the team’s own working practice, honed by years of use, in Toni Lyn Morelli’s lab, whose members hail from countries around the globe and are in various stages of their careers.

参照元:https://www.umass.edu/newsoffice/article/how-more-inclusive-lab-meetings-lead
– マサチューセッツ大学アマースト校 University of Massachusetts Amherst. May 26, 2021 –

UMass Amherstの研究者を含むチームがPLOS Computational Biology誌に発表した論文は、科学者が研究室グループのミーティングをより包括的で生産性の高いものにし、最終的にはより良い科学につながるようにするための手助けとなるものです。

「科学者」というと、実験室で服を着た研究者がビーカーを回したり、スーパーコンピュータを作ったりしているイメージがあるかもしれませんが、科学的な仕事の多くは、毎週行われるグループミーティングで会議テーブルを囲んで行われています。

本論文の共同執筆者の一人で、生物進化生物学と環境保護を専攻する大学院生のKadambari Devarajan氏は話します。

「多様性と包括性が科学そのものをより良いものにすることを示す優れた研究は数多くあります。」

このようなダイバーシティ&インクルージョンは、ラボミーティングの構成から始まります。

ダイバーシティ&インクルージョン
性別、年齢、国籍などの属性、職歴や生活、価値観などの属性に限ることなく、それぞれの個を尊重し合い、良いところを活用すること

カダンバリ教授らは、包括的で生産性の高い研究室環境を構築するための10の指針を開発しました。

その指針は、
「ルール2:役割とルールを明確にする」
「ルール6:対立を管理する」といった実務的なものから、
「ルール5:敬意を払い、礼節を守る」
「ルール9:バイアスに気づく」といった対人的なものまで多岐にわたります。

この10のルールは、世界各国から集まった様々なキャリアを持つメンバーで構成されているトニー・リン・モレリの研究室で、長年の使用によって磨かれたチーム独自の作業方法から生まれたものです。

論文の共著者であるモレリ(北東部気候適応科学センター、米国地質調査所)は、環境保全学部と生物進化学プログラムに所属する研究生態学者ですが、ダイバーシティとインクルージョンは科学の領域をはるかに超えた関心事であるにもかかわらず、実践的な指針が必ずしもないことを指摘します。

モレリ氏は話します。

「すべてのメンバーが自分自身を完全に発揮できるような、多様性と包括性のある研究室を作るにはどうすればよいのでしょうか?コミュニティ意識を強化し、個人の、ひいてはグループ全体の生産性を高めるためには、どのような週単位の行動が必要なのでしょうか。」

彼女は、このガイドラインが、大学院生や他の研究室のグループが、将来的に同じような、そしてより良いスペースを作るためのインスピレーションとなることを期待しています。

このような実用的な質問に意図的に答えていくと、結果的に強力で長期的なものになります。

「研究室のミーティングは、研究者としてのキャリアの中で最も記憶に残り、やりがいのある瞬間のひとつになり得ます」と著者は書いていますし、「科学における多様性を高め、科学的創造性を高め、問題解決を促進する」ことにも役立ちます。

おそらく最も強力なのは、研究室で起こったことは研究室の中だけに留まらず、社会全体に波及するということだと著者は主張しています。

共同執筆者で環境保全学を専攻する大学院生であり、北東部気候適応科学センターのフェローであるナイジェル・ゴールデン氏は話します。

「科学は学界の外で起きていることから孤立しているわけではありません。」

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