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学生のスキルを定着させる「本業と無関係な遊びを混ぜた授業」

高等教育機関の学生は、従来の講義形式の教育法よりも、遊び心のある教育法を用いて教えられた方が、より意欲的に取り組むことができるという新しい研究結果が発表されました。

A new study found higher education students are more engaged and motivated when they are taught using playful pedagogy rather than the traditional lecture-based method.

参照元：https://news.ucdenver.edu/cu-denver-study-introducing-play-to-higher-education-reduces-stress-and-forms-deeper-connection-course-material/
– コロラド大学デンバー校 University of Colorado Denver. June 14, 2021 –

高等教育機関の学生は、従来の講義形式の教育法よりも、遊び心のある教育法を用いて教えられた方が、より意欲的に取り組むことができるという新しい研究結果が発表されました。

この研究は、コロラド大学デンバー校のカウンセリング研究者リサ・フォーブスが行ったもので、Journal of Teaching and Learningに掲載されました。

高等教育機関の教育者の多くは、遊びは初等教育にのみ用いられる方法だと考えていますが、フォーブス氏は、中等教育においても学生の学習成果を高めるために遊びは重要であると主張しています。

フォーブス氏は、2020年春学期を通して、23歳から43歳の3つのコースに在籍する学生を観察しました。

遊び心のある教育法を導入するために、フォーブス氏は毎回の授業の最初に、その日の授業内容とは必ずしも関係のないゲームや遊びを取り入れました。

そして、カウンセリングスキルを練習するためのロールプレイの機会を多く設けたり、クラスの活動の中でコンテストを行ったりしました。

その結果、学生からは、インタラクティブな環境で学ぶことで、より多くの成長の機会が得られるとの声が聞かれました。

また、遊びながら学ぶことで、スキルを身につけることができ、学習内容をより効果的に定着させることができたと述べています。

フォーブス氏は話します。

「大人になると、遊びはつまらないもの、子供っぽいもの、時間の無駄であると信じ込まされます。遊びに対するこのような社会的台本は、高等教育から遊びを排除することにつながります。よりインタラクティブな学習アプローチは、より深く、より厳密に教材に結びつけることにつながります。」

フォーブス氏が言うところの「厳格さ」を高等教育で維持するために、最も一般的なアプローチは講義ベースの学習になりがちです。

しかし、フォーブス氏によると、このような教育方法は、教育者が達成しようとしている成果そのものに反しているという。

研究結果によると、学習プロセスの中で遊びが重視されると、ユニークでパワフルな教室体験ができるそうです。

フォーブス氏によると、この研究に参加した学生たちは、遊びによってポジティブな感情が高まり、他の学生や教授とのつながりが深まったと述べています。

フォーブス氏は話します。

「また、遊びを導入することで、学生が警戒心を解き、ストレスや恐怖、不安を軽減できることがわかりました。遊びは、学生が脆弱に関与し、リスクを取り、コンテンツにより親近感を持つように動機づけさえしました。」

フォーブス氏によると、高等教育では遊びが十分に活用されておらず、切り捨てられているそうです。

彼女は、教育者が大学院のコースで遊びを利用することについての理解を見直すことを提案しています。

遊び心のある教育法は、インタラクティブで温かみのある学習環境を作り、結果的に教材の理解を深めることになります。

また、この方法は、大学やプログラムの人間的な使命や価値観により合致しています。

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