子供の身体活動を増加させる「オープニング・ラーニングスペース」

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子供の身体活動を増加させる「オープニング・ラーニングスペース」

オープニング・ラーニングスペースは子供の身体活動を増加させる可能性がある授業スタイルですが、あまり活かされていないようです。

The main result of the study was that, on their own, open learning spaces do not increase children’s’ physical activity during lessons.

参照元:https://www.jyu.fi/en/current/archive/2021/06/open-learning-spaces-do-not-increase-children2019s-physical-activity
– ユヴァスキュラ大学 University of Jyväskylä. 22.06.2021 –

最近の研究によると、オープンラーニングスペースでは、従来の教室と比較して、より多くの座位時間からの脱却が観察されたにもかかわらず、3年生と5年生の生徒の身体活動とは直接関連していないことが明らかになりました。

この研究結果は、ユヴァスキュラ大学のスポーツ・健康科学部で実施されたCHIPASE研究に基づいています。本研究成果は、Frontiers of Sports and Active Life誌に掲載されました。

2016年に発行されたフィンランドの基礎教育用ナショナルコアカリキュラムの改革後、フィンランドのほとんどの新設または改築された総合学校では、オープンでフレキシブルな教室デザインと原則を取り入れるようになりました。

生徒中心の教育法と組み合わせることで、これらのオープンな学習スペースは、授業中の子どもたちの身体活動を増加させる可能性があります。

教室での身体活動は、学業関連の成果にも良い影響を与える可能性があります。

ユヴァスキュラ大学スポーツ・健康科学部のJani Hartikainen博士研究員は話します。

「意外なことに、オープンラーニングスペースでは、従来の教室に比べて生徒の運動量が少ないことがわかりました。オープン・ラーニング・スペースでは、座りっぱなしの時間からより多くの休憩を取ることができるため、長時間の座りっぱなしが子どもの健康に及ぼす潜在的な悪影響を減らすことができると考えられます。」

本研究の主な結果は、オープン・ラーニング・スペース単体では、子供たちの授業中の身体活動を増加させないというものでした。

今後の研究では、教室での身体活動を促進するオープン・ラーニング・スペースの可能性を活かすために、教師の実践方法を調査・開発することが求められます。

Hartikainen氏は話します。

「今回の研究では、生徒の動きに関する教師の指示を観察していませんが、先行研究では、教師がオープンラーニングスペースに適応する方法が難しいことが報告されています。特に大人数の生徒グループは、教師が授業中に生徒の動きを制限する必要があるかもしれません。」

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