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「私は○○するの?」自問が動機づけが強化する
「わたしは○○するの?」自問は無意識の私を形成し、それが、動機づけに影響及ぼす可能性があります。
In a nutshell, the study found that people who wrote their goal as a question (“Will I…?”) as opposed to writing it as a statement (“I will…”) were more successful at achieving their goal.
参照元:https://larryferlazzo.edublogs.org/2010/05/29/will-we-succeed-the-science-of-self-motivation/
参照元:https://illinois.edu/
イリノイ大学の研究で、与えられた作業や、自分のやりたいこと、通称「タスク」を行う上ので動機付けを研究したチームがあります。
50人の参加者を集めて行われたこの実験は、以下のような要領で行われました。
グループを2つにわけ、一方には「I Will」(わたしはする)と書いてもらい、もう一方では「Will I」(わたしはするの?)と書いてもらいました。
その後、とある単語をバラバラに並べ替えて他の単語を作ってもらうというような、アナグラムテストを行ってもらいました。
結果、「I Will」(わたしはする)と書いたグループよりも、「Will I」(わたしはするの?)と書いてもらったグループの方が、成功率が高かった事ががわかりました。
アナグラムテストは、既に完成している単語を再配置して別の単語を形成する、という内容です。
「Will I」(私はするの?)のグループの参加者は、再配置した後の単語の意味も、存在する単語かどうかもわからないのにも関わらず、好成績を収めました。
研究チームのアルバラシン教授は推察します。
「”わたしは○○するの?”という質問を自分に対して行うと、無意識の”私”を形成する。そしてそれが、動機づけに及ぼす影響に関連しているのかもしれない。」
その推察を検証すべく、フォローアップ実験に乗り出します。
実験参加者を、「Will I」「I Will」をすでに体得してもらったグループに分けて解析しました。
内容は、次の週にどれだけ運動するつもりか尋ねるのと、その時の心理的尺度を測るためのアンケートにも記載してもらいました。
結果はやはり、自問したグループの方が、本質的に動機づけを増加させたことがわかりました。


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