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人が「善人」と「悪人」それぞれに期待する驚愕の思い込み

人々は、「自分が良いと見なした人物」や「悪いと見なした人物」に関して、そのような人々の行動に同じような期待を抱いているようです。さらに、悪人は自分の目的に直接影響しないことには無関心である、と思い込んでいるようです。

And people have similar expectations when it comes to individuals they see as good or bad.

参照元：https://uwaterloo.ca/news/perceptions-supernatural-beings-reveal-feelings-about-good
– ウォータールー大学 University of Waterloo. AUGUST 30, 2021 –

コメディやアニメの中で、キャラクターが片方の肩に悪魔を乗せ、もう片方の肩に天使を乗せているときに起こることは、現実世界における人々の認識と大きくかけ離れていないことが、ウォータールー大学の新しい研究で明らかになりました。

登場人物の意思決定のジレンマをコミカルに表現するために、超自然的な存在の道徳性や動機は明らかです。

そして人々は、自分が良いと見なした人物や悪いと見なした人物に関して、同じような期待を抱いています。

研究者たちは、善と悪の個人が要求にどのように応えるかについての期待を探りました。

研究者たちは、映画や民話の中で、悪魔や悪霊は偶然のお願いを叶えようとするように描かれることが多いのに対し、天使はそのように描かれない理由を理解することに興味を持ちました。

その結果、人々の善悪の判断は、普通の人間に対する見方に影響されることがわかりました。

ウォータールー大学の発達心理学教授で、本研究の筆頭著者であるOri Friedman氏は話します。

「今回の結果から、人々は、善良なエージェントは依頼の背後にある意図に敏感であると期待しているのに対し、悪人はそのような意図に比較的無頓着であると期待していることがわかりました。これらの発見は、普通の人間と超自然的なエージェントの両方に向けられた依頼に対する人々の期待を形成します。」

今回の研究では、人は善人や悪人であることが他人の意思決定にどのような影響を与えるかについて、異なる考えを持っていることがわかりました。

人は、悪人は自分の目的に直接影響しないことには無関心であると考えています。

これらの結果は、超自然的な存在に対する人々の日常的な信念の少なくとも一部は、人間に対する見方に基づいている可能性があることを示唆する先行研究を支持するものです。

本研究の共著者である発達心理学博士のBrandon Goulding氏は話します。

「誰かを悪とみなすことの一つの側面は、その人が他者の意図をあまり重視せず、人々の行動の結果をより重視することを期待していることかもしれません。一方、善良な人は、人が意図してやったことも考慮し、実際にやったことと比較して判断すると考えられます。」

研究者たちは、5つの実験で、善人と悪人のエージェントに関する人々の期待を調査しました。

実験では、2,231人の参加者が、主人公が人間か超自然的な存在にお願いをする短編小説を読み、そのお願いが叶う可能性を評価しました。

善人への依頼の場合は、依頼者が実際に依頼内容を理解しているかどうかで評価が変わりました。

悪人の場合は、依頼者の意図を理解していない混乱した依頼であっても、同じように依頼を許可すると考えられました。

Goulding氏は話します。

「今回の研究は、人の善悪の捉え方について非常に興味深いことを教えてくれています。それは、人は単に悪人が害を与えることだけに集中しているとは考えていないということです。この研究は、人々が善と悪をどのように捉えているかについて、非常に興味深いことを教えてくれています。」

「また、人々は道徳的な善は良い結果を生むだけではないと考えていることも示唆しています。また、人々は道徳的な善良さを、人々が何を望んでいるか、何を意図しているかを気遣うことと関連づけて考えています。」

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